知足俳句「チョイボケの会」 (平成27年1月〜)

  • 山裾に帆風そよぎて水芭蕉  愛華
  • 花菜風駆けまわるバス潟の旅  愛華
  • 焼き茄子やふんわり想う母の顔  うさこ
  • 真昼間の稲田を渡る風九月  うさこ
  • 初夏の海渚に浮かぶ句を拾ふ  久美
  • 春便り二円切手に税のせて  久美
  • 湯に浸り窓越しに聞く虫しぐれ  古葉
  • オカリナの春めく音色千の風  古葉
  • 小雀の土手にちゅんちゅん来て遊ぶ  照々
  • 誰からか電話きそうな暖かさ  照々
  • 街中のふと吹き抜ける涼新た  自然
  • 昼顔のゆらゆらと陽を返し  自然
  • そよ風に舞ひ散る川面花  幹夫
  • 木漏日や着膨れ雀も浮かれ気味  幹夫
  • 風雪や人波できる社かな  三十六
  • 足もとを見ながら歩く雪の朝  三十六
  • 水仙が庭に並びてみごと咲き  夕子
  • 甘酒や馳走召されて雛かへり  夕子
  • 遡るモーターボート花菖蒲  代紀
  • 県庁の森の明るきリラの花  代紀
  • 畳屋の火鉢に咲きし蓮の花  湧泉
  • 若葉萌え清流下る屋形船  湧泉
(俳句であいうえお順)