9月に入って急に涼しくなった日曜日、久しぶりに知足荘を訪ねてみました。日曜日のせいか、何となくゆったりした感じで、10人前後の入居者の皆さんが朝食を済ませたばかりの食堂で、懐メロの鑑賞に興じていました。
戦前から戦後にかけての歌は、私にとっても懐かしい。何故ならば、姉と兄がそれぞれ女学校と旧制中学を卒業して進学した頃でした。
未だ、小学生から中学入学前後だったが、それらの歌は結構、頭の中に入っています。姉が洋画を見にゆくときは、父に言われて付き人として同行しました。そのため、クララ・シューマンの伝記の「愛の調べ」や「ガス燈」「夜霧のしのび逢い」など、洋画を今でも鮮明に覚えています。したがって恋愛映画も 10代で結構観ていたことになります。煙草を吸わない妹を亡くしましたが、姉86歳、兄84歳、どちらも要支援ではあるが一応健在です。
さて、知足荘の話に戻りましょう。阿部施設長が日直で、磯部参与が夜勤明けでした。磯部参与の「おはよう!」の掛け声も新鮮でした。朝食の習慣がないせいか、うれしかったので朝からお酒が飲めそうです。「でも、待てよ」今日は午後3時から護国神社で清祓いがあり、明日が戦後70周年奉祝祭、つまり臨時大祭で、天皇陛下から幣帛料を頂戴し、奉納する祭、また明後日が秋季大祭です。
3日連続で神社通いをせねばなりません。総代に任命されてからこんなことが続くことがよくあるのです。
そして、今日は午後3時までに神社へゆかねばならなりません。昼のお酒は止めて、阿部施設長、磯部参与を誘って、夜我が家の外で焼肉パーティーをすることになりました。丁度、家内が上京中で、鬼の居ぬ間です。 2人では面白くないので、佐藤評議員を誘ってみました。昼は古い仲間との麻雀をやっているので、夜は OK とおっしゃる。我が家の濡れ縁の先の石のテーブルを 4人で囲み、焼肉を始めました。雨が一時激しくなり、傘を差しての宴会だが、磯部参与を迎えにきて飛び入りした磯部夫人に助けられ、楽しく焼肉パーティーをすることができました。
9時頃、家内が戻ってきましたが、その頃は屋外を引き払って家の中に入り、肉以外のツマミ、日本酒で皆酩酊、楽しい会話の中でも当然、知足荘を「いかに入居者の為によりよい運営をするか」が話題となっていました。
ずぶ濡れのバーベキューは、やろうにもできるものではなく、予想外の雨が降って、仕方なく遭遇するのです。未だ秋口だからよいのですが、彼岸も過ぎれば風邪を引くことは必然でしょう。