チョイぼけの会(知足荘俳句同好会)
平成22年7月設立。会員12人。開催は月1回、その時会費100円を徴収する。
課題を設定し、1句以上を持ち寄りみんなで批評する。俳号の登録も行う。
- 風さやか虫の音聞いてさんまかな 木口
- 薄灯り一人ぼんやり明けの星 木口
- 若き日の母の笑顔やこでまりの花 掬泉
- 人目には善人そうにさくらんぼ 掬泉
- 藤の花亀戸の友江戸切子 桂舟
- 夜櫻や灯籠の道二人づれ 桂舟
- 桑の実の熟れてつややか浜の道 古葉
- 伊夜比古の海にたなびく春がすみ 古葉
- 病気せず健やかであれ春の夢 照てる
- 参拝し横の茶店でトコロテン 照てる
- 鯉のぼりゆらりおよいで風ぬくし 天然
- 天を突く岸辺のクレーン雲の峰 天然
- 浜なすや津波にめげず花咲かせ 十歩歩
- 茶の芽摘み手並み鮮やか共白髪 十歩歩
- 半夏生健啖の子規羨まし 真智
- 今年また媼揃ふて茅の輪かな 真智
- 牡丹寺観音佛の守護か花華麗 夕子
- 白湯の中香り仄かに春蘭開き 夕子
- しがらみも無くてはさびし夏の露 代紀
- ひらひらと金魚泳がせひとりかな 代紀
- アルパカも鶯聞くや山古志で 藍々
- 独り居のおとこ清らに夏のれん 藍々
- 献花終えたどる家路に夕茜 良太
- 我が人生愚直に生きて九十年 良太
- 夏の朝学生背後に未来あり 若菜
- パノラマ紀行巡る絶景日本海 若菜
- ※俳号であいうえお順