知足俳句「チョイボケの会」(平成26年1月〜)

  • 七色の風をくねらせ秋桜  愛華
  • 城映すお堀ゆたかに花筏  愛華
  • 葉の陰に蓮の蕾の見えかくれ  久美
  • おだやかな視界一面さくら色  久美
  • 小雨降る連翹の町花明り  古葉
  • オカリナの春めく音色千の風  古葉
  • 風鈴もたいくつしている窓辺かな  照々
  • ほかほかの筍ごはんお裾分け  照々
  • 理不尽なこと多き世に蝉しぐれ  天然
  • 門先の新芽出揃い風光る  天然
  • 朝焼けを見つめて満月落ちて行き  幹夫
  • 葦原によしきり鳴けど姿なし  幹夫
  • 秋晴や思いで深き通学路  三十六
  • 田んぼ道変らぬものは五月晴れ  三十六
  • 玫瑰はまなすの色良きジャムを買うてみる  夕子
  • 我が里の夏越なごしの神事茅の輪かな  夕子
  • 農小屋にぜんまい干して一人住む  代紀
  • ほろほろと散るも残るも花の道  代紀
  • 空襲の無き世の花火美しき  藍々
  • 滝桜千年のいのち咲き満ちて  藍々
  • 火の花や平和の証あかし夏の夜  湧泉
  • ひもじさにひたすら耐えた昭和人しょうわびと  湧泉
  • ※俳号であいうえお順