- 水仙に傾いてきし夕日影 代紀
- 青空へさくらの蕾ふくれきし 代紀
- 梅一りん部屋に飾りてなごみけり 久美
- 満足りぬ投句怠る春寒し 久美
- 初蝶や花をもとめて飛び廻り 古葉
- 沈丁の匂ひふくらむ日和かな 古葉
- 緑萌ゆダラエヌールははるかなり 未知
- 内裏様おひさしぶりね又会えた 未知
- 東風香る色も鮮やか庭の薔薇 幹夫
- 霜流る阿賀の山路に春落葉 幹夫
- 仏前に母の好みし水仙花 かつみ
- 訪ね来し友とかたりぬ春炬燵 かつみ
- 寄せ鍋で飲む機会あるやわが友と 翔望
- いつの間に梅開きたる散歩道 翔望
- 春日和ピアノの調べ軽やかに 中道
- 送られし一輪ざしの水仙花 中道
- 涙にもくやし涙と別れ雪 和子
- 友逝きて春の御空の星となり 和子