知足荘俳句同好会 俳句紹介 H23.3

  • ト着て つくづく母に 似てきし  掬泉
  • 夕暮れて 少しざわめく 初尾花  掬泉
  • 門松の 門をはいりて ごあいさつ  桂々
  • 日短かし つるべ落としの 霜月や  桂々
  • 主人と 夜店で買た 金木犀  孝子
  • コスモスの 香りに孫の 顔を見る  孝子
  • 忘年会 三年ぶりに 化粧して  照てる
  • こをろぎや 明日からブラウス 長袖に  照てる
  • 朝一の 寒九の水が 歯にしみる  天然
  • 秋晴れや 気持ちは山へと とんでいる  天然
  • 高速道 すすきのダンスで ゆれにゆれ  トシ
  • 雪道を まなじり上げて そろり行く  十歩歩
  • 初春に 猫に小判の プレゼント  十歩歩
  • 冬晴れや 次々と湧く 白い雲  二葉
  • 文化祭 障害の子等 太鼓打つ  二葉
  • かるた会 老の眼と手が 競ひ合ふ  真智
  • 石蕗の 花幼き頃の 傷手当て  真智
  • 初曾孫 ババの顔みつめ 寝がへりす  夕子
  • 秋彼岸 寺の六地蔵も 衣替え  夕子
  • 初春や いろはにほへと 志功の書  代紀
  • まんまるの 夕月淡し 浮寝鳥  代紀
  • 初夢の キムタクと会う 卯年かな  藍々
  • 静かなる 雪の匂ひの 夜明けかな  藍々
  • 佐渡沖に 寒ブリ躍る 師走かな   良太
  • 老残や 終のすみかに 盆の月  良太
  • ※俳号であいうえお順