- 北前の有職雛や江戸明治 愛華
- 花の下車椅子よりわらべ歌 愛華
- 初がつを刺身たたきに汐汁 桂舟
- 梅散し桜咲きたる柳ゆれ 桂舟
- おだやかな川の流れや初詣 古葉
- 薫風や釣船かえる係留場 古葉
- 白鳥に乗って大空飛びし夢 照々
- さくら咲くまだ夢多き誕生日 照々
- 初孫のしゃぶる拳や春炬燵 天然
- 訃報記事笑顔ばかりが蘇り 天然
- 寒見舞苞に卵の昔あり 真智
- むかし男 朗読で聴く業平忌 真智
- 復興の力漲る初競場 夕子
- 庭植えのアスパラ手折り食べてみる 夕子
- 刈株の顔を出したる雪間かな 代紀
- 水撒いて昼寝の蝶を飛び立たせ 代紀
- 幾千の眼受けとめ瀧桜 藍々
- ほうたると星瞬きて気仙沼 藍々
- 花吹雪別離の時季を告げにけり 湧泉
- 羽衣の松に富士見の桜かな 湧泉
- ※俳号であいうえお順