知足俳句「チョイボケの会」(平成31年冬〜春)

  • 雀らの声に春めく沼辺り  代紀
  • 歩く人走る人等に土手青む  代紀
  • 裸木々枝の先より春育ち  久美
  • 雨の日は雨に叩かれ猫柳  久美
  • チューリップ顔のぞかせて日射待つ  古葉
  • 早春の急に曇りし空の色  古葉
  • ひな祭り年に一度の出会ひの場  謙二
  • 電線は帰る鴉の憩いの場  謙二
  • 降る雪や子供の頃は夢の中  三十六
  • 足元を見ながら歩く雪の朝  三十六
  • 平成の思い出偲ぶ初暦  幹夫
  • 凍つる中絆で咲きし五輪の花  幹夫
  • さざ波も被りて育つ葦の角  自然
  • 水温む萍生えて鳥遊ぶ  自然
(俳号であいうえお順)

チョイボケの会の一日

東風吹く里にも草木の芽を吹く季節となりました。チョイボケの仲間たちも俳句の素材を求めて信濃川の河原に散策に出かけました。
 雑草の、可憐に芽吹く蕗の薹。木陰に寄り添う菫の花。
 明日は句会の日です。準備をよろしく明日を待ちます。
 ちょいぼけの仲間との親睦と俳句の素材を求めて吟行を予定しています。愉しいイベントです。