- 韋駄天も
殿 もをり運動会 智彦 - 六地蔵秋の七草隣りをり 智彦
- 永らふや大正霞み四世生く 千恵子
- 譲られし席の温もり冬の朝 千恵子
- 断捨離が出きぬコートの重みかな 昌古
- 三日月を目に追いながら友を想う 昌古
- 枝豆を囲む兄弟老いにけり かつみ
- コスモスの一輪づつを六地蔵 かつみ
- 通院の道ぞい並ぶ昼顔よ 宥紀
- 夕立ちや僧侶読経後雲流れ 宥紀
- 手に受けし水の力や夏の朝 うさ子
- 鈴蘭やみまかりし子の姿見ゆ うさ子
- 秋彼岸寂しさだけが追ってくる 小哲
- 蝶々よ高く飛べ〳〵ひがしの空 小哲
- 目覚めれば真夜中の月ふりそそぐ 中道
- 軽やかな音楽庭に秋の薔薇 中道