今考えること

理事長 中山 輝也

ケアハウス知足荘も10年の歳月がたちました。その頃日本の景気がどん底となり、私が行っていた本業も半分以下の売上げとなり、何か新しい業種がないかと考えました。絶対に儲からないことは分かっていましたが、福祉事業を手掛けたのです。儲けではなく、社員の退職後再配分先としてケアハウスを考えたのですが当時は株式会社での参入は認められず、仕方なく社会福祉法人を設置したのです。個人で借金して1億数千万円で土地を購入し、それを寄付して法人の許可を得たものです。そこへ土地と建設中の建物を担保に借り入れをしました。予期しない大きな負債を抱えることになりました。当時は30室が限度でしたので限度いっぱいの認可を頂きました。施工は、入札形式をとりましたが、あくまでも見積り内容の検討を行い、金額では安い業者もありましたが、10年20年先を考え、外観は少々地味ですが、建築では実績のある鹿島建設にお願いしました。3億5千万円以上をかけましたが、業者の中には数千万円も安いところがありましたが将来メンテナンスなども考えて決めたのです。この先は解りませんがお陰様で今のところ給排水系統をのぞいてそれほどの修繕費もかかっておりません。

どうせ造るなら一流業者でと考えたのが良かったのです。他のケアハウスなどに比べ清潔感があり重厚な感じがいたします。使い勝手は今一歩でしたのも事実です。これからも可能なかぎり入居されている方々の満足のいくように心掛けてゆきたいと思います。
法規上の名称は「軽費老人ホーム」ですが、私は入居者を軽んじた表記だと勝手に思っており「高齢健常者集合住居」と表記し、住む方々に健康への自信とそして誇りをもって頂きたいと考え表示を変えました。この名称は 結構他からも褒められております。私も今年で80歳となりますが、仕方なしにもう少し働かねばなりません。

現在も時々時間をつくって訪れ、職員と一緒に運営していて意見を聞いております。
私は入居されている方々に比べ若干だけですが年齢は平均より下になりますが、機会を見て入居者の皆様とお話もしたいと思っており、これに関しても施設長と調整をしているところです。入居者の皆様におかれましては、先ず第一に健康を維持されること、そして楽しく愉快に過ごされることを心から御祈念申し上げております。