65歳からの肺炎予防

1.肺炎を起こすしくみや症状

肺炎と聞くと、「風邪をこじらせたらかかる」「冬に多い病気だろう」と思われている方も多いでしょう。 しかし、肺炎は細菌やウイルスなどが、からだに入り込んで起こる肺の炎症です。 症状としては、発熱、咳や痰、息苦しさや胸の痛みなどがあげられます。 肺炎の原因となる細菌やウイルスは人のからだや日常生活の場に存在しています。 からだの抵抗力(免疫力)が弱まったときなどに感染を起こしやすく、普段、元気に暮らしている方でも、持病の悪化や、体調不良などをきっかけに、感染する可能性のある病気なのです。 肺炎が重症化すれば、死に至ることもあります。 また、日常でかかる肺炎の原因菌で最も多いのは、「肺炎球菌」です。

2.肺炎予防のためにできること

まずは、肺炎の原因菌となる細菌やウイルスが、からだに入り込まないようにすることが大切です。そのために、予防の一環として、ぜひ習慣化にしましょう。

1. 毎日の感染予防

  • うがい、手洗い、マスクの着用
  • 歯磨きなどで、口腔内を清潔にする
  • 誤嚥(ごえん)を防ぐ

2. からだの免疫力を高める

  • 喫煙者は禁煙をする
  • 規則正しい生活をする
  • 持病の治療につとめる

3. 予防接種を受ける

  • 肺炎球菌ワクチンや、インフルエンザワクチンを接種する

引用:MSD株式会社 肺炎予防(http://www.haien-yobou.jp/prevention.xhtml)