真っ先に申し上げます。中山理事長様｢渋沢栄一賞｣ご受賞、誠におめでとうございます。県内では初めてだそうですね。2月8日だったとのこと、私共入居者の誇りです。
先ず館内見学の日に迷子となり、私は、10分遅刻しました。相談員の方が入り口で待っていて下さいました。玄関の前で部屋から布団が干せるかを調べてダメみたいと思ったとき、私の楽しみがひとつ消えました。しかし、玄関前の朱色の円柱と手すりに感激いたしました。また、浴室の洗い場が2箇所（現在3箇所に増設）しかないことにがっかりでしたが、事務長様がハンサムでまた感激いたしました。帰るときは、しっかりと書類を頂いて参りました。いろいろありまして、19日間で引越しを完了致しました。海が見えなくて残念ですが、部屋からの眺望はすばらしく、知足荘の精神にのっとれば、今は天国です。昔は人とのコミュニケーションより動物との方が得意だった私ですが、今は別人の様です。
入居して面白いと思ったのは、皆様いろいろな分野でオーソリティーだと言う事です。とても尊敬致しております。私は女性の中で一番年齢が若いのですが、悲しいかな引力の法則であちこち垂れ下がって参りました。アレルギー体質の為、白髪も自然のままにしてあり、行く末の顔を見たくありません。
入居者の方達と、一緒に飲んだり、将棋やカラオケなどをすることを一番楽しみにしておりましたが、皆さんお一人お一人の生活があり、今は一人だけで楽しんでおります。中でも、嬉しいことに、バス路線のことをいろいろ見聞きして、方向音痴もあり時々迷うこともありますが、どこへでも大体いける様になりました。
こんな私ですが、お付き合いの程、よろしくお願い致します。いつ迄も｢知足荘｣で楽しい日々が続きますように、少しずつ努力していきたいと思います。御精読ありがとうございました。
最後に下手な短歌と川柳を
｢園児らの 訪ひくれし 嬉しさに
抱けばかひなに 残る温みよ｣
｢夢くれた 男も老いて 胸しづか｣
3月1日で入居8ヶ月を迎えます。
