からだのQ&A

嚥下体操の効果について

嚥下体操とは、口の周りの筋肉を動かす、食事前の準備体操です。嚥下体操では、顎・頬・唇・舌などを意識して動かします。普段は意識していませんが、食べ物を口に入れ、噛み砕き、飲み込むという過程で、顎・頬・唇・舌が大きな働きをしています。そのため、これらの部位を動かしておくことは、食べ物をスムーズにたべることにつながります。食事のときに、最近むせやすい、口が渇きやすい、味がわからないということはありませんか。口やその周囲の「運動機能」や「飲み込み機能」が低下していることが関係します。どんなに健康な人でも、加齢に伴い運動機能や飲み込み機能は低下していくといわれています。飲み込み機能が低下すると食道に入るべき食べ物や飲み物が気管に入ってしまい、窒息や肺炎を起こすことがあります。嚥下体操を続けることで、口やその周囲の運動機能や飲み込み機能を維持・向上することができます。

知足だより_13号-嚥下体操

引用:嚥下体操 はじめよう!やってみよう!口腔ケア
http://www.kokucare.jp/training/training/enge/)