玄関前の石碑

薬師寺管主 安田暎胤師をこれまでに2度お招きしました。楽しい法話の後、希望する方に揮毫していただきましたが、内容はそれぞれが希望するもので皆異なります。

2度目に来港された平成16年6月のことです。私の名前を記憶されており、「輝」の字を取り上げ、「輝いて生きる」と書いてくださいました。その色紙に、九谷焼染付の名人 北村隆さんが私の干支にちなんで、牛の絵を描いてくださったのです。

大判の色紙で、しばらく額に入れて家の茶室の床の間に掛けていたのですが、せっかくですので皆さんにも「輝いて生きてほしい」と思い、石碑を作成しました。

上越市に産する特別な安山岩「千草石」を磨き、安田暎胤師の墨跡と北村隆さんの牛の絵と有限会社 森忠石材の代表取締役 森澤逹矢さんに彫ってもらい、衝立風に仕上げました。お二人のコラボレーションで出来上がり拝見しましたときは、本当に有頂天でした。

設置場所はキタック周辺と想定していたのですが、庭石が混み合っており、ケアハウス知足荘前に設置させていただきました。高齢健常者である入居者の皆さんからも大変喜ばれております。是非とも、輝いて生きて欲しいものです。

令和3年は丑年です。私の干支です。誕生日が来ますと84歳です。この石碑にあやかって、皆さんと共に健康で頑張りたいと存じます。

幸運をもたらすこの石の衝立で、新しい年を迎えたいと思います。

〈令和2年11月1日完成〉理事長 中山輝也

薬師寺管主 安田暎胤師より頂く (ホテルイタリア軒)平成16 年6 月

薬師寺管主 安田暎胤師より頂く
(ホテルイタリア軒)平成16 年6 月


安田暎胤揮毫 北村隆画賛

安田暎胤揮毫 北村隆画賛

玄関前の石碑

玄関前の石碑

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